糖質制限中、糖質の代わりにエネルギーとなる栄養素はなんですか?

糖質制限のQ&A

糖質の代わりにエネルギーとなる栄養素はなんですか?

監修者プロフィール

宮﨑奈津季|管理栄養士

管理栄養士、薬膳コーディネーター。身近な人たちが生活習慣病に苦しんでいる中で、食で病気を予防したいと思うようになり、管理栄養士を目指す。学生時代に料理教室やセミナーの企画運営、管理栄養士と学生を繋ぐきっかけ作りを中心に活動。現在、「誰かのために料理をする」きっかけ作りを軸に活動中。

脂肪やタンパク質がエネルギー源となります。

糖質の代わりに、脂肪やタンパク質がエネルギー源となります。

糖質はエネルギー源としては一番効率が良い材料です。しかし、この糖質が不足した場合、体に蓄積されている脂肪や、タンパク質から肝臓でグルコースを作り出しエネルギーとして使っています。

さらにこのグルコースが無くなってしまった場合、脂肪酸が燃焼されると、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンが作られます。これらはケトン体と総称される物質です。

アセトンは呼気中に排出されますが、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸は血液中に流れていきます。血液中に流れ出たものは、脳のエネルギー源として利用することができます。

このように、糖質制限により糖質が不足しても他の栄養素からエネルギー源を生み出し、体を動かすことができます。

糖質制限中は、タンパク質が糖質に代わってエネルギー源として使われるため、筋肉量が落ちることがあります。筋力を維持するためにも、タンパク質をはじめとした様々な栄養素をしっかりと摂取することが重要となるでしょう。

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