こんにちは!パーソナルトレーニングの魅力を発信するWEBメディア「TOREMO」編集部です。
今回はTOREMO登録のパーソナルトレーナー、今村雅史さんの体験トレーニングをレポートします。
今回今村トレーナーのトレーニングを体験するのは、大学4年生の高瀬(仮名)さんです。半年ほど前からダイエット目的でジムに通い始めたという高瀬さん。トレーニングを続けるうちに、筋トレそのものに夢中になり、今では週に5回ジムでトレーニングに励んでいるそう。
「やるべきこと」と「やらなくても良いこと」を整理する
カウンセリングの目的は、「やるべきこと 」と「やらなくても良いこと」を整理することにあります。
ダイエットやボディメイクにおいて、「あれもこれもと欲張ってしまったばかりに、キャパオーバーになってしまい、結果的に思ったような効果を得られなかった」という失敗談は多くあります。
だからこそ、最初にカウンセリングを行って、お客様にとって「本当に必要なこと」を見極めさせて頂くのです。
カウンセリングを通して目標を具体化させる
私は、モチベーションを維持するためには、①「目標を達成してどうしたいのか」②「目標を達成した姿を周囲に見られた時に、どんな反応をしてほしいか」をはっきりさせておくことが重要だと思っていて、お客様には必ずこの2点をイメージしてもらうようにしています。
例えば、「結婚式前に痩せたい!」というお客さんの場合は分かりやすくて、①「痩せてウエディングドレスを着こなしたい」②「家族や友人に綺麗と言われたい」と、目標を達成した時の姿がはっきりしているので、モチベーションが続くし、トレーニングの成果が出やすいんですよね。
一方で、漠然と「5kg痩せたいです」みたいな方はなかなか成果が出にくい傾向にあります。だからこそ、そのように目標が曖昧なお客様の場合は、カウンセリングで「なぜ5kgなのか、どこから出てきた数字なのか」ということを一緒に考えます。
高瀬さんの場合は、「デッドリフトで100kg上げたい」と思った理由は何かありますか?
▲フィットネスモデルのアナ・チェリさん
3つのチェックを通して「姿勢・動作の癖を分析」する
▲トレーニングルームの様子
- 姿勢のチェック
- スクワットフォームのチェック
- 体幹のチェック
1.姿勢のチェック
壁に沿って直立して頂き、正面・背面・側面のそれぞれから写真を撮らせて下さい。
おそらく骨格の問題ではなく、筋肉のつき方に差が出てしまっているのではないかと思います。
また、真横からの写真も見てみましょう。理想は耳の穴・腰骨・かかとが一直線に並ぶような姿勢なため、重心が前へ偏り過ぎていることが分かります。
このように重心が前に来てしまっている方は、お尻の筋肉など体の後ろ側にある筋肉が衰えやすい傾向にあります。
2.スクワットフォームのチェック
この棒を持ったまま、スクワットをしてみて下さい。
また、しゃがむ際に股関節よりも先にヒザ関節が動いていますよね。本来は股関節から動き始めなければならないのですが、ヒザが先行してしまうのは、お尻の筋肉が使われていないことが原因です。
姿勢とスクワットのフォームのチェックから、体の後ろ側の筋肉が弱いことが分かったので、スクワットのように立って行うトレーニングではなく、まずはヒップリフトなど仰向けで行う平面的なトレーニングから取り組みましょう。
よく「スクワットをしたら足が太くなった」という方がいますが、おそらくお尻や裏ももの筋肉を鍛えないままスクワットをしてしまったせいで、前ももばかりに負担がかかって、太ももが太くなってしまったと考えられます。
3.体幹のチェック
まずは1種目目から。手のひらとヒザを床について四つん這いの姿勢になり、左側の手と左側の足をまっすぐに伸ばした状態でキープして下さい。
では、2種目目に移りましょう。つま先と両手のひらを支点にして、体を上げ下げします。
これもお尻や裏ももなど下半身の筋肉が弱いことが原因だと思います。
一人ひとりの動作の癖に合わせたトレーニングを実践する
ここまで見てきて、お尻と裏ももの筋肉が弱いことが分かったので、今日は下半身を中心に鍛えるトレーニングに取り組みましょう。
トレーニング1.体幹を鍛えるトレーニング
半球型のボールの上に立ち、5分程度バランスをとります。
お仕事帰りのお客様も多いので、気持ちをトレーニングモードに切り替えてもらう目的があります。
トレーニング2.ヒップリフト
仰向けの状態でお尻を鍛えるトレーニングです。
お尻の筋肉単体を動かそうとするのではなく、周囲の筋肉全体を1つのユニットとして捉えるようにして下さい。
トレーニング3.バランスボールを使った下半身のトレーニング
仰向けになり、バランスボールを上げた足に沿わせるようにして動かすトレーニングです。
内ももにボールを挟み、中に水の入ったウエイトを持った状態で、体の上げ下げを行うトレーニングです。
内ももにボールを挟むことで、自然と下半身の筋肉が使われやすくなります。
今村トレーナーへの質問コーナー
今村トレーナーに、体作りに関する疑問や悩みについて答えて頂きました。
トレーニングにはどれくらいの期間通われる方が多いですか?
ただし、頻度はどんどん減っていきます。3ヶ月〜半年は週に1度来て頂きますが、それ以降は2週に1度、1ヶ月に1度、3ヶ月に1度と回数は減らしていきますね。
筋トレをするようになってから風邪をひきやすくなった気がします……。
トレーニングと併せて、十分な睡眠と栄養バランスの整った食事を心がけるようにして下さい。
筋トレ後の食事面で気をつけることはありますか?
トレーニング中は糖質がエネルギー源として使われるため、トレーニング後はエネルギーが枯渇している状態になります。そうなると、筋肉を分解してエネルギーにしようとする働きが起きやすいので、筋肉の分解を抑えるために、糖分を補給してあげて下さい。
糖分はスポーツ用のブドウ糖でも良いですが、コンビニに100円くらいで売られている瓶型の容器に入ったラムネでも良いでしょう。
「筋トレ後はプロテインを飲むと良い」と言われますが、筋トレ直後にまずは糖質を摂取し、その後45分後くらいにプロテインを飲むと良いと思います。
喫煙はダイエットに何か影響を及ぼしますか?
タバコを吸うと横隔膜が弱り、肋骨が開きっぱなしになってしまいます。そうなると、本来肋骨の内側に収まっていた臓器が下に落ちてしまい、その結果下腹が出ているように見えてしまうのです。
喫煙習慣のある方で食事制限をしてもお腹周りが痩せないという方は横隔膜が弱っている可能性があるので、横隔膜を鍛えるトレーニングをした方が良いでしょう。
お客様へのメッセージをお願いします。
トレーニングをしているのに効果が出なかったり、せっかく短期集中で絞ってもリバウンドしたりしてしまうのは、そもそも動作や姿勢に「肥満を招く」癖が潜んでいるから。
この癖を矯正しないままいくらハードなトレーニングを行ったところで十分な効果は期待できません。
まずは基本的な動作をしっかりと身につけてもらうためにゆるめのトレーニングを行い、徐々に複雑な動きを伴うハードなトレーニングに移行していきます。
あなたの体の現状に合わせたトレーニングをご提案させて頂きます!
まとめ
今回は今村雅史トレーナーのトレーニングをレポートしました。
「◯◯の癖があるから〜〜というトレーニングが最適です」「◯◯という動きをすると〜〜という効果が得られます」といったように、1つ1つのトレーニングに対して丁寧に解説してもらえるため、体作りに関する知識が自然と身につきそうな印象を受けました。
ぜひ、今村トレーナーの体験メニューを受けてみて下さい。
名前 | 営業時間 | 体験メニューの価格 | トレーニングエリア |
今村 雅史 | 09:30〜22:00
※トレーニング場所によって異なります。 |
8,640円 |
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